タイトルとジャケ写からホラー映画っぽいが、
※やや血腥いシーンはあるが、グロというレベルではない。
南米の密林の奥にある、
「訳アリ者」たちが働く村。
そこにやってきた、お互い見ず知らずの4人の男たち。
前半1時間は、
この4人がいかにしてこの村に逃げ込んできたかを描いているが、
正直、あまり見所はない。
けれど、後半の1時間は圧巻の一言。
衝撃を加えると爆発する大量のニトログリセリンを、
トラック2台に分けて運ぶこととなり、
この4人がドライバーとして選出される。
ここからまさに、
オンボロトラックを操る「死のドライブ」が始まるわけで、
数センチ踏み外したら落下する山道や、
嵐の中の吊り橋越え、
さらには行く手を阻むジャングルや山賊など、
手に汗握るスリルに次ぐスリルで、
テーマパークのアトラクション的な楽しみがある。
果たして彼らは、
無事にニトログリセリンを届けることができるのか…
そして「お尋ね者」に待ち受けるラストシーンとは…
監督は、あの名作「フレンチコネクション」を手掛けた、
ウィリアム・フリードキン。
主演は、「ジョーズ」「ジョーズ2」でサメと格闘した、
ロイ・シャイダー。
ちなみに、【オリジナル完全版】とあるけれど、
本当の意味での「オリジナル」は1953年のフランス映画で、
これは1970年代のハリウッドによるリメイク版。
最近の映画のような凝ったストーリーもCGもないが、
古き良き映画ならではの、
本能に訴えてくるようなワクワク・ドキドキ感を満喫できる。
適正価格(劇場換算):1,800円