2日目の朝、宿の送迎バスで玉造温泉駅へ。
右下にこの地方の象徴でもある勾玉と、
島根県のゆるきゃら「しまねっこ」が写っている。
しまねっこは、大社造風の帽子?を被ったネコなわけで、
結構良く出来たキャラクターだと思う。かわいいし。
9時11分発の、山陰本線下り普通列車に乗ったのだが、
日曜日の朝だというのに、
地元の若い人たちで席は一杯で、
昨日バスで通った道を、立ちながらの窓外に見ながら、
今度は逆に東から西へ、ディーゼルエンジンの音も小気味良い。
出雲神話にも登場する斐伊川を越え、
約30分ほどで出雲市駅に到着。
電鉄出雲市駅から、一畑電車大社線に乗り換えたが、
さすがは「縁結びの神様」への路線だけあって、
女性だけのグループ、あるいは女性の一人旅の乗客が多い。
約20分ほど揺られ、
目的地の出雲大社前駅に着く。
これから向かう「旧大社駅」とはコンセプトが異なるが、
この出雲大社前駅もなかなか味のあるデザインである。
内装はこんな感じで、まるで礼拝堂のよう。
駅を出て、出雲大社とは反対方向に15分ほど歩くと、
「旧大社駅」に着く。
かつての国鉄時代より、出雲市駅から大社駅まで、
大社線という路線があったのだが、
今回自分が乗ってきた一畑電車の方が、
圧倒的に出雲大社に近い位置に着くため、
平成2年に大社線は廃止、しかし大社駅は、
大社造を模した大正時代からの駅舎が見事なこともあり、
重要文化財として現在に至っている。
駅の内部と切符売り場。
年末ということもあり、駅員さんもお疲れ気味です。
線路に降りることもできて、上り方面を眺めた様子。
こちらは改札。
数が多いのが、かつての賑わいを想起させる。
「因幡の白うさぎ」の話での「オオクニヌシ」とのつながりから、
出雲周辺はとにかくうさぎのモチーフだらけ。
因幡と出雲は別なのにとか、どうせなら「しまねっこ」ではなく、
うさぎのキャラにすればよかったのにとか、
まぁそんなことはどうでもいい。
役目を終えたSLも停まってらっしゃいます。
観光している間にも、近くの住民の方が普通に線路を横切ったり、
文化財というよりも、地元に密着しているのが印象的で、
そういえば、この日は駅舎内で野菜を売ってた。
何だか撮り鉄ブログみたいになってしまい、
一向に先へ進めないが、「その2」は一旦ここまでにしておこう。
撮り鉄ついで(?)に、あと少し。
一畑電車の出雲大社前駅には、
日本最古級の車両(デハニ52)が展示されていて、内部も観れる。