メイソン・カリー 著「天才たちの日課」(フィルムアート社)

作家、作曲家、画家、思想家、学者など、
クリエイティブな仕事をしている161人について、

仕事や食事、睡眠などの、
日々の習慣について紹介した本。

とにかく長い!

ベートーヴェンやピカソといった、
「誰でも知っている」人だけではなく、

その道の専門じゃないと知らないだろう、
と思われる人も含まれているのと、

あとは何といっても、
中身が面白い・面白くないにかかわらず、
とにかく「日課」に関するものは、
全部網羅されているのとで、

物理的な長さと心理的な長さが、
ちょっと辛い感じかな…。

全部読んでみて気付いたこととしては、
この本で採用されているような「一流のクリエイター」は、

基本的には、
午前中に仕事を集中して済ませてしまう、
ということ。

まぁ朝の方が集中できるし、
午後は来客があったり眠くなったりするから、
これは納得できる。

あとは、
各人のルールというか「一日の時間割」が、
厳格だということ。

やらなくてはならいタスクは、
問答無用でルール通りこなすことで、

「プラスアルファの発想」が、
生まれやすくするということなのだろう。

まぁ、161人分全部がそうというわけではないが、
決してクリエイティブではない現代の仕事においても、
参考になる点は多々あるように思った。