言うまでもないスター・トレックシリーズの最新作、
といっても2016年の公開なのを、
やっと鑑賞。
特にこのシリーズのファンというわけではないが、
まぁハズレは引かないので、
なんやかんやでここ20年ぐらいのは全部観てるかな。
ストーリーは別に書くまでもない、
いつものドタバタ劇なのだが、
なんだろう、自分が歳をとったのか、
それともシリーズ自体が劣化したのか、
ぬるくて薄~~いスープを飲まされているようで、
正直、鑑賞後の満足度は低い。
特にクリス・パインがカーク役になって以降の、
この作品を含めた3作が、
クルーたちが急激に若返ったせいもあり、
軽薄なキャラクターが目立ちすぎて、
キミたち、本当にエンタープライズ号のクルーなの?
と心配(?)してしまうぐらい、
とても惑星連邦の命運を託すには、
心もとないというか、頼りなさすぎるというか、
言動が短絡すぎるというか、
まぁ、これはJ・J・エイブラムスのせいなんだろうな、
『スター・ウォーズ』もそうなんだけれど、
彼が関わると、
対象年齢が20歳ぐらい下がる。
配給会社からすると、
オールドファンだけではなく、
若者も取り込みたいということなのだろうが、
なんか寂しいよなぁ、、、、
やっぱり自分が老けただけなのか。。。
唯一、この映画のスゴいところは、CG。
「ヨークシティ」という宇宙基地の近未来映像は、
さすがハリウッドというべき完成度。
ただ裏を返せば、
映像でしか勝負できない映画になっているようで、
うーーん、やはり歳を取ったな、俺。
適正価格(劇場換算):1,350円