2016年のフランス映画。
ワルい奴らから身を守るために、
父と娘が命がけの逃避行を続ける、
という単純なストーリーなのだけど、
父親役を演じるメル・ギブソンが、
あの『リーサル・ウェポン』を彷彿とさせる熱血漢ぶりでイイ!
やっぱりこの人は、
シリアスな役よりもこういう脳筋的オヤジ役が、
ピッタリですな。
ゴダールの『勝手にしやがれ』をはじめとして、
逃避行モノの多くは恋人同士が主役だと思うのだけれど、
この映画は父と娘というのが、
ある意味斬新。
父親は刑期を終えたあとに、
酒もヤクも断って、模範的(?)な生活をしていたのに、
娘の命を守るためについにブチ切れる、
という流れがポイントかな。
娘役のエリン・モリアーティという女優さんは、
日本人受けしそうでなかなか魅力的だし、
理屈を抜きにして楽しむには、
最適な映画でしょう。
適正価格(劇場換算):1,500円