2011年のアメリカ映画。
トークは冴えるけれど、
私生活はうまくいかない保険販売営業マンが、
とある顧客を騙して、
高価なヴァイオリンを手に入れようとするが、
思わぬ犯罪に巻き込まれてしまい、
二転三転する状況に奮闘するお話。
前半はコメディタッチで軽快に進むが、
ある事件をきっかけとして、
サスペンス色が強くなり、
そして最後の10分で、
大胆な伏線の回収が待っていて、
思わず、やられた!と叫びたくなる。
テンポの良さ、ストーリーの起伏、
人物キャラクターの魅力、
そして最後のドンデン返し・・・
見所十分で最初から最後まで飽きさせず、
コメディー&サスペンスという、
一見すると両立しなさそうな要素を、
うまくハイブリッドさせたなかなかの秀作だった。
特に主人公の保険営業マンが、
仕事はできるけれど、
妻にも見放され、カードも停止され、、
という「ダメ男」の設定なのが、
どこか憎めず、親近感が沸く。
適正価格(劇場換算):1,500円