2005年のアメリカ映画。
現題は「Red Eye」で、
深夜の飛行機最終便のこと。
文字通り、その「Red Eye」で、
マイアミに戻ることになったホテルのマネージャーのリサ。
搭乗前から親切にしてくれた男が、
偶然にも隣の席になったのだが、
実はそいつが、犯罪者。
リサのホテルに泊まる政府高官を暗殺する予定だから、
彼が泊まる部屋を変更しろ、と迫る。
脅されて仕方なく要求に応じたリサだったが、
何とか犯人を振り切って、被害を防ぐように奔走する、、、
というお話。
監督のウェス・クレイヴンは、
「エルム街の悪夢」や「スクリーム」などを手掛けた、
スプラッター寄りのホラー専門の監督だけれども、
この作品にはそういった要素はなく、純粋なスリラー。
飛行機という逃げ場のない状況で、
しかも隣の席に犯罪者が座っている状況を、
ヒロインが如何にして打開するか、が見どころ。
全編がフライト中での話かと思ったら、
メインである後半は、飛行機降りてからの話なのが、
少し意外ではあったけれど、
テンポよく楽しめるなかなかの佳作かな。
特に後半は、『アメリカン・サイコ』を彷彿とさせる感じで、
犯人役のキリアン・マーフィーが、
クセのある二枚目というところが、
クリスチャン・ベールと被る。
主演のレイチェル・マクアダムスの、
お色気シーンもちょっとあるしw、
まぁ観ても損はないと思われる。
でも一番の驚きは、
米国の国内線では、座席に電話が付いてるんだー、ってこと。
適正価格(劇場換算):1,400円