2012年イギリス発の、
ややコメディ要素を含んだアクション・スリラー。
コリン・ファレル、クリストファー・ウォーケン、
オルガ・キュリレンコといった、
なかなかのキャスティングでありながらも、
一言で評するならば、「スベってる」。
残虐シーン多めで内容はイマイチという、
まさにタランティーノ風といった感じか。
一応、ストーリーを紹介すると、
「セブン・サイコパス」という、
映画の脚本を手掛けることになった主人公だが、
なかなか良いアイデアが浮かばず悩んでいるところに、
人づてに聞いたり、なんやかんやで、
7つのイカれた奴らの話を集めることができるのだが、
いつの間にか自分も、
サイコパス同士のいざこざに巻き込まれてしまい、
最後は砂漠でドンパチする羽目に…。
7人のサイコパスといっても、
ちょっとグロくて残酷なシーンを連発するだけで、
サスペンス的な脚本の練り込みは皆無だし、
正直、何を楽しめばよいのかわからない。
監督のマーティン・マクドナーという人は、
北野武監督作品のファンらしく、
劇中の映画館で北野作品が映るシーンもあるのだが、
僕は見たことないけど、
きっと北野武の「やくざ」映画も、
同じような感じなのではないかと思ったり。
ということで、最近の中では、
「期待外れ度」がかなり高かった作品。
適正価格(劇場換算):900円