2010年のアメリカ映画。
ボストンを舞台にしたクライム・アクションだが、
ドラマ的要素も強く、
ベン・アフレックが監督&脚本&主演をつとめている。
ストーリーは極めてシンプル。
ワル4人組が銀行強盗に入り、
そこの女性支店長を人質にとるが、
メンバーの一人(ベン・アフレック)と彼女が、
恋愛関係になってしまい、
ワルから足を洗って、
彼女と共に真っ当な生活に戻ろうとするが、
FBIの捜査の手が伸びて、
さて、どうする…
というお話。
強盗と人質の間に芽生えた心の交流と、
ワルから立ち直る過程を描いた作品、
と表現すれば美しいのだろうが、
そうはいっても、さすがに犯罪者を美化しすぎだろうと、
ツッコミたくなる。
ベン・アフレックの才能は認めるものの、
「単なるアクションじゃなくて、
ヒューマン・ドラマなんですよ」
ってことを狙いすぎっぽいのと、
既視感を覚えるようなシーンばかりで、
これといった見所もなく。
大きな減点はないが大きな加点もない、
まずまずの佳作といった感じですかね。
せっかくワル4人組なんだから、
主役以外のキャラも、
もう少し立たせて欲しかったし、
ヒロインが心変わりする過程とかも、
もう少し丁寧だと良かったかな。
あれこれ、もどかしい。。
適正価格(劇場換算):1,400円