2009年のイギリス映画。
言わずとしれた「リーマン・ショック」直前に、
裏で行われていた当事者同士の駆け引きを、
ドラマ風に再現している。
当事者であり、
何とか自社を延命させたいファルド会長、
政府として決断を迫られる財務長官、
「他人事」では済まされない、
ゴールドマン・サックスやメリルリンチなどのライバル、
そして買収を目論む、
バークレイズやバンク・オブ・アメリカ。
彼らの意地とプライドと、
そして勿論、損得勘定とが、
複雑に絡み合い、
そして結果的には、
リーマン・ブラザーズの倒産へと至った経緯を、
約50分というコンパクトながら、
無駄のない、かつスリリングな作品にしている。
恥ずかしながら『半沢直樹』って、
観たことないのだけれど、
あれもこんな感じの金融ドラマなのかな・・・?
「サブプライム問題って何?」という人にも、
一応途中で解説が入るから、
予備知識がなくても、何とかなりそう。
適正価格(劇場換算):1,800円