ワインにまつわる10のトピックスについて、
生産者やソムリエのインタビューを、
断片的に紡いだドキュメンタリー(2015年・米)。
まぁ、米映画だけあって、
途中から、ナパバレー上げ(↑)になるのは、
仕方ないというか、当然というか。
さて、自分はまだ、
来年4回めの歳男を迎える若輩なので、
酒について云々する資格は、
ないのかもしれないが、
食後のスピリッツはともかくとして、
食事の伴としては、
やはりワインがベストなのではないかと。
日本人としてまず飲むべきは、
日本酒と言いたいところだが、
これはおそらく健康に良くない。
ならば蒸留酒である、
焼酎や泡盛はといえば、
現在「佐藤 麦」は愛飲しているものの、
やはり食事中の蒸留酒というのは、
どうもパンチが強すぎるわけで、
そうすると、
自然にワイン一択になる。
思えば、歴史があるところに、
ワインがあった。
いや、ワインこそが、
歴史を作って来たと言っても、
過言ではない。
ギリシャとペルシアの戦争を始め、
アルザス地方の攻防など、
戦争の歴史の裏に、
ワインが見え隠れしている。
高級レストランでワインリストを開いて、
気取りながらワインを選ぶという、
ドキドキ感を味わうことは、
今となってはなくなったが、
安ワインをまとめ買いして、
身分相応のワクワク感を楽しみつつ、
こういう映画を観るのも悪くはない。
悪酔いもしないし、
コスパも良いし、
1,500円前後の赤ワイン万歳。
僕のような、
肩肘張らずに安ワインを楽しめる、
そんな人にはオススメしたい作品。
適正価格(劇場換算):1,200円