自分としては、年が改まることに、
何の価値を置くわけでもないが、
毎年、年末年始ぐらいは、
振り返りと展望みたいなことをしても、
バチは当たらないんじゃないかと思うわけで、
リビングで紅白歌合戦を観ている家族を尻目に、
今年も年末年始の熟考をしてみよう。
●体調
2022年は歳男、
要するに本格的にジジィに突入なわけで、
まずは健康でなければ、何も始まらない。
今年は何と言っても、
4月のGW直前に、
大腸ポリープを切除したことが大きい。
厳密にいえば、切除自体よりも、
それに気付いたことが重要だった、
というべきか。
放っておいたら、
間違いなく大腸ガンになるだろうから、
本当に偶然だけれども、
早めに気付けてラッキーだった。
今後も定期的な検診を続けたい。
そして、コロナ禍の在宅勤務により、
70kg近くまで増えた体重を、
渾身のダイエットで切り戻し、
7月の人間ドックでは、60.5kg。
それを現在も完全にキープしているのが、
ささやかな自慢なわけで、
中年にとっては、
とにかく肥満が大敵。
太ったオヤジは、
自分にとっても他人にとっても、
百害あって一利なし!
と言い聞かせながら、
一生このまま体重をキープいたします。
●音楽
・ピアノ
夏に平均律第2巻を弾き終えて、
その維持練習に入り、
10月からは第1巻、
現在は予定どおり第3番を練習中、
計画では2022年中に15番まで進むのかな。
先の長い話ではなるが、
平均律は僕のライフワークと決めたので、
焦らず取り組みたい。
新しいレパートリーとしては、
バッハのjazz編曲を2曲ほど覚えたけれども、
予定していたスクリャービンとか、
ベートーヴェンの後期ソナタは、
途中から仕事が忙しくなり断念。
2022年も、余裕があれば、
程度の心構えで臨もう。
・チェロ
自分なりに、右腕の使い方が、
しなやかになってきたと思っていて、
その分、レガート味が増してきたのではないかと。
でも、まだまだ、初歩の初歩。
バッハ無伴奏の3番には、
なんとか入ることができたので、
2022年はどこまで行けるか。
ピアノの平均律同様、
こちらも焦らず、ライフワークとして楽しみたい。
・三味線
民謡については10数曲レパートリーがあるので、
今年は新曲を覚えるつもりはなかった。
その代わり、
クラシックの曲を三味線で弾くことに興味をもち、
2曲ほどyoutubeにもアップしたわけだが、
途中から、こちらも仕事が忙しくなり、
ペースが落ちているため、
2022年は最低でも3曲はアップしたい。
あと、これは時間があれば、という、
楽観的な仮定にもとづいてのことだが、
民謡の弾き語りか、新内節は、
ちょっとかじってみたいもんですね。
やはり三味線というのは、
唄や語りを伴う、
そしてできることならば、
それを一人でやる、というのが理想というか、
本来の姿なわけで、
自分が(そして多くの津軽三味線奏者が)やっている、
曲弾なんてものは、言ってしまえば、
邪道、とはいわないまでも、
三味線という楽器の魅力を発揮しているとは、
とても言えないわけで。
●読書
雑食性がさらに増して、
以前は手を出さなかったようなミステリーなんかも、
かなり読むようになった。
それはそれで悪いことではないのだが、
ただ一方では、ひとつのジャンルについて、
研究書や論文などを、
とことん読むべきなのではないか、
という葛藤もあり、
おそらく2022年も、
そのモヤモヤは継続することだろう。
今年は「BookScan」というサービスを利用して、
200冊ほどを電子書籍化したことが、
自分としてはビッグニュースだった。
読書家にとっての楽しみは、
本の内容を吸収するだけではなく、
本としての「実体」を愛でることにあることは、
否定しない。
だからこそ、Kindleでの読書や、
ましてや手元にある本を電子化するなど、
もってのほか、というご意見があるのは、
もっとも至極だとは思うものの、
既にKindleでの読書という、
第一関門を突破した自分としては、
次は、手元にある、恐らく二度は読まないし、
資料としての価値も低いであろう、
文庫や新書本を中心に、
それらを電子化するというのは、
ある意味自然な流れではあった。
「BookScan」のプレミアム会員は、
月額で1万円ほどであるが、
月50冊を即時で電子化してくれるので、
総額4万円が高かったとは思わない。
(ただ、こちらからの送料はサービスしてほしかった・・)
●酒
減酒宣言をしたのは、
7月の人間ドックの結果直後でしたね、
確か。
前述のとおり、
ダイエットには成功したものの、
コレステロールと肝臓の数値が思わしくなく、
諸悪の根源は酒でしょ、と思い、
目盛り付きの容器で量りながら、
ちびちび飲んでたのも2ヶ月間ぐらいかな・・・。
10月から急に仕事が忙しくなったせいで、
飲まないとやってられなくなりまして(言い訳)、
気付いたら、目盛り付きの容器で、
おかわりしながら飲んでるし、
なんなら、これを書いている年末は、
このまま死んでもボディは保存されるのではないか、
ってぐらいのアルコール漬けだし。
まぁでも、飲みすぎはよくない。
肥満は目に見えるけれども、
肝臓の悲鳴は気づかないので、
もっとタチが悪いと思わなくては。
そうです、2022年は酒量を減らすことを、
あらためてここに宣言して、
この記事を終わらせたいと思います。
では、みなさまも良いお年を。