2008年、英国のサスペンス・アクション。
1971年にロンドンで起きた、
銀行強盗事件をネタにしているらしんだけど、
これはすごいな、
現実はサスペンスより奇なり、
というか、
これは相当なアタリ作品。
ジェイソン・ステイサム主演なのだけれど、
ハゲな、いや、派手なアクションは皆無で、
王室の秘密を消し去るために、
銀行の貸金庫強盗を操る、
MI-5だかMI-6だかの政府組織、
とりあえずはそれに乗って、
後から揺すりをかける、
主人公率いる強盗一味、
貸金庫にヤバイ情報を隠していたために、
思わぬ「トバッチリ」を喰らった、
地下組織&汚職警官、
この三つ巴が、
スリリングな駆け引きを繰り広げながら、
最後は主人公の機転で、
一点にフォーカスされて、
一気にクライマックスを迎える、
というこの緊張感、
いやぁ、
脚本が秀逸すぎる。
ダマし&ダマされ、
襲い&襲われ、
かの名作『L.A.コンフィデンシャル』を、
ロンドン版にして、
さらに緊張感を高めたかのような、
そんな秀作。
適正価格(劇場換算):£14