2000年USのサスペンス・ドラマ。
舞台はNYで人気の、
イタリアンレストラン。
まぁ、レストランを舞台にした映画は、
鉄板(焼き、ではない)です。
シェフ、厨房、オーナー、
ホール係、そして客。
「レストラン」という、
一つの舞台であっても、
実は様々な「世界」が共存しているわけで、
そのそれぞれの「世界」での、
それぞれの人間ドラマを、
絶妙な感覚で並立させている、
脚本はさすがです。
そしてクライマックスの、
ひとつの(いや、ふたつの?)殺人事件へと、
収斂していくというサスペンス要素もあって、
一言で評するならば、
センスの良い映画、かな。
上流層が訪れる客席と、
戦場のような厨房。
そのコントラストをベースとして、
目まぐるしい人間ドラマが展開する。
これは観て損のない、
なかなかの佳作じゃないでしょうか。
複数のドラマが並行するので、
ストーリーの紹介は難しいですが、
「人間関係」。
これに尽きる。
適正価格(劇場換算):1,800円