2021年、USのコメディ映画。
まぁ僕はゲームをやらないので、
あまり詳しくないのだけれども、
プレイヤーが仮想空間で暮らすゲームで、
AIが操る、いわゆる「モブキャラ」。
そのモブキャラに自我が芽生えた、
という設定のもと、
現実世界と仮想空間の世界とを、
クロスオーバーしつつ、
(大袈裟に言うならば)
人生とは何かを描いた作品。
マトリックスやスターウォーズなどなど、
様々な映画のパロディ要素もあるし、
意外と完成度が高く、
期待していなかったこともあって、
これは「めっけもん」。
普段はプレイヤー達に、
撃たれるだけのモブキャラが、
予期せぬプログラムにより、
自我が目覚め、勝手にレベルアップを始める。
そのうちにプレイヤーが操るキャラと、
友情やら恋愛やらの干渉をすることとなり、
仮想空間でのヒーローとなる。
ジム・キャリーの『トゥルーマン・ショー』的な、
「作られた生活」を、
より過激に、コミカルに仕立ててるわけだけれども、
主役のライアン・レイノルズの好演もあり、
不自然なところも難解さもなく、
すんなりと受け入れることができた。
ラストのオチ?も嫌味のない爽やかさで、
これはなかなかの佳作かと。
適正価格(劇場換算):1,800円