1963年、チェコスロバキアのSF。
「ソラリス」で有名な、
スタニスワフ・レムの小説が原作であり、
後世の多くの作品に影響を与えた、
伝説的な映画でもある。
ストーリーとしては単純で、
アルファ・ケンタウリの惑星系を目指す宇宙船を舞台に、
途中での苦難の様子や、
クルー達の人間関係を描いている。
宇宙船内のダンスパーティーは、
音楽がstylishだし、
航路で遭遇した難破船探索のシーンでは、
1960年代のモノクロ映画とは思えないぐらいの、
リアリティと緊迫感があるし、
「20世紀の人間は、
互いに殺し合う愚かなものだ」
という、
まさに現代社会そのものの風刺もあったりで、
(ちなみに原作者のレムはウクライナ出身)
古臭いという印象はまったくない、
逆に見応え十分な作品である。
そしてラストシーンは、
感動というかカタルシスというか、
作品全体を見事に締め括っていると思う。
適正価格(劇場換算):2,000円