ローランド・エメリッヒ監督、2022年USのSF映画「ムーンフォール」
2022年USのSFディザスター映画。

『2012』での、
あの支離滅裂・滅茶苦茶ぶりを、

今度は宇宙規模に広げて、
ローランド・エメリッヒが魅せてくれます。

いいじゃないですか、
まさにB級SFの完成形。

オカルト界では、
月が人工物だというのは、
もはや常識なわけで、

それを、
( ´_ゝ`)フーン
で終わらせずに、

こんだけカネかけて、
超大作を撮ってしまうのは、
まさにロマン。

しかもそこに、
『プロメテウス』ばりの、
人類の起源とか、

『インディペンデンスデイ』
『ザ・コア』
『宇宙戦争』
・・・etc.

といった名作の要素を、
堂々とパクりコラージュしながら、

さらにその月を地球に落としちゃえっ、
という荒唐無稽なストーリーで、
ディザスター要素もバッチリなわけ。

あ、ここには、
『メランコリア』のパクり影響もありますね。

てなわけで、
いかにこのバカバカしさを楽しめるかが、
評価のカギになるわけですが、

所詮フィクションなんですから、
ぶっ飛んでてイイと思いますけどね。

それが嫌なら、
NHKスペシャルか、
ディスカバリーチャンネルでも、
観てれば良いのです。

あと、こういうストーリーって、
最後は英雄たちが月に行って、
地球を救って万歳!
だと思うじゃないですか。

この映画は、
そんな安っぽくないんですよ。

たっぷり2時間強の上映時間の中で、
半分を待たずして、
もう月に行きます。

サッカーで言うなら、
前半で既にメッシが、
ハットトリック達成するようなもんです。

そしてそこからが、
圧巻に継ぐ圧巻。

月の内部を映像化したというのは、
この映画が初めてじゃないですか?

うちの前でガス工事やってる業者は、
そんなとこでコンクリ掘ってないで、
ぜひ月の内部に行っていただきたい。

とまぁ、
語り出したらキリがない。

個人的には久々に大大ヒットの、
愛すべきB級作品でした。

適正価格(劇場換算):2,200円