ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドも、
正真正銘の、これが見納め。
新型コロナにより、
世界中での公開が遅れに遅れたうえに、
公開後も、
自分はどうも劇場に足を運ぶ気になれず、
ようやく自宅で鑑賞。
クレイグ・ボンド1作めとなる、
『カジノ・ロワイヤル』から、
もう15年も経つのか。。
その間に起きたこととか、
あの作品は誰と観に行ったとか、
思い出すとなかなか感慨深い。
さて今作は、
過去作の要素も所々散りばめながら、
ストーリーとして、
クレイグ・ボンドシリーズの総括となっている。
あらすじとしては、
ボンドの宿敵であるスペクターの残党が、
何者かに殺される、という事件をきっかけに、
DNA兵器を使った凶悪な犯罪と企む、
謎の組織と闘うことになる、
という、まぁ、単純だし、
そこはいつもの007シリーズ。
ただ、言うまでもなく、
細部に至るまで丁寧に作られていて、
映画というエンターテイメントは、
こうでなくてはならぬ、
とあらためて納得させられる。
今作の見どころは、
ついに家族愛?に目覚めたボンドと、
そして何と言っても、
衝撃のラスト。
ボンドが惜しまれつつ引退し、
気ままな生活に戻る、
というラストを予想(期待)していただけに、
この終わらせ方は、
衝撃であるとともに、
製作側もかなり思い切ったことを、
したもんだと。
個人的には、
この終わり方が不満だったのと、
あとちょっと途中が単調だったかな、、
というので辛めの評価としたが、
勿論観て後悔をするようなレベルではない。
適正価格(劇場換算):1,600円