鴨崎 暖炉 作「密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック」(宝島社文庫)
ライトノベルみたいな感じで、
正直、読み応え的には、
かなりイマイチなのだが、

密室へのこだわりという点は、
評価できるかな。

動機とか人物設定とか、
細かいことはどうでもよく、

とにかくお決まりの、
雪山のクローズドサークルで、

密室殺人が、
立て続けに起きる、

って話。

密室トリックの中には、
やや特殊なものもあったりして、
100点満点とは言い難いが、

特に最後の密室トリックなんかは、
なかなか良くできているし、

現実的に可能かどうかはさておき、
良く考えましたね、
という印象。

犯人捜しよりも、
密室の謎解きがメインというのも、
ユニークといえばユニーク。
(もちろん犯人も明かされるが)

ライトに読める分、
ヒマ潰しにはおススメです。

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