伊藤英明・新木優子主演、
2024年日本のSF・サスペンス映画。
舞台は、近未来の宇宙ステーション。
主演二人が演じる夫婦が、
仲睦まじそうに暮らしているが、
実は妻はアンドロイドであり、
最初は、事故で失った妻を蘇生させるために、
アンドロイド化させたと思いきや、
実はそれだけではなく、
結婚後の「不都合な記憶」を、
妻のアンドロイドから消すために、
夫が、造っては殺し、
そしてまた造っては殺し、
を繰り返していたことが、
判明する…
というお話。
まぁ、ストーリーとしては、
アリじゃないでしょうか。
宇宙ステーションを舞台にする必要性は、
まったくないですが、
でも近未来観とか、
非現実観を出すための効果としては、
自分は好きですね。
役者はほぼ二人しか出てこないですが、
演技は、悪くない。
伊藤英明という人は、
こういう、パッと見は善人、
実は悪人、みたいな役が、
ピッタリでしょう。
新木優子さんは、
ちょっと鼻が、、、
何か入ってるっぽい鼻が、
気になります。
あと表情のパターンが、
限られてるのが、
わざとらしさを感じさせる演技の、
原因のひとつでしょうね。
もう少し自然な演技が、
できるようになれば、
良いのではないかと。
(あとクドいですが、鼻を自然にしてほしい)
要はこの映画は、
夫の独善的なエゴと自己肯定を、
こういう特殊なシチュエーションで、
表現したというわけで、
作品としての深みというか、
メッセージ性というものを、
評価したいですね。
これは蛇足ですが、
男というものはそもそも、
自分勝手な生き物なのかもしれません。
(自己弁護ではない)
適正価格(劇場換算):2,100円