2023年、USのドラマ映画。
FBIが録音した音源を元に、
台詞を起こしているということで、
ほぼ、再現ムービーに近い。
主人公の女性「リアリティ」
(この名前が、この映画になんとマッチしていることか)
は、中東語の専門家であるが、
国家の機密情報を、
外部に漏洩した疑いで、
FBIから捜査を受ける。
この映画は、
彼女の家にFBIがやってきて、
最終的に連行されるまでの、
緊迫したやり取りを、
ほぼほぼリアルに、
再現したものである。
漏洩した内容は、
ロシアによる大統領選への、
介入に関連するものらしく、
かなり頻繁に「ピー音」が入る。
でも、そんな「リアリティ」を、
映画として公開できるというのは、
ある意味、
USは凄い国というか、
腐った面と、
それを修正しようとする活動の、
双方をストレートに表現できる、
懐の深さ(?)はあるのかな。
こういう政治の裏側の、
緊迫した一面を、
映画という形式で伝えるのは、
我が国では絶対ムリだろうと、
それも含めて、
いろいろ考えさせる作品であった。
適正価格(劇場換算):2,000円