佐藤B作主演、
2015年日本のドラマ映画。
妻と息子を殺したと自供する男と、
その取り調べを行う刑事。
ほぼ全編が、
2人の中年男の会話のみで進む。
やむにやまれず、
家族を手にかけてしまった、
被疑者の苦悩と、
事件に潜む真実を、
被疑者に語らせようとする、
ベテラン刑事の職人魂。
この2つがぶつかり合うことで、
静かながらも、
熱いドラマとして、
成立しているわけだが、
ただ、ストーリーがシンプルすぎるのと、
演技のわざとらしさがあり、
ギリギリ見れるかな・・・
というのが、
正直な感想かな。
登場人物も場面も限られ、
緊張感のある会話だけで進む、
こういう映画が、
実は一番、
製作の難易度が高いはずなのだけれど、
脚本、キャスト等々、
残念ながら、
クオリティが達していない。
嫌いな作品ではないのだが。
適正価格(劇場換算):900円