
今回の旅行のお供は、
この作品。
評判通りの良作で、
楽しみながら、
一気に読み終えることができた。
本格ミステリーに、
「アレ」が絡んでくるのが、
本作の最大の特徴で、
「アレ」は、
いわゆるクローズドサークルを、
形成するためのネタでありながら、
トリックや動機においても、
重要な要素になっており、
そのあたりが、
すばらしく巧い。
合コン目的で、
夏合宿に乗り込んだ若者グループ、
そこに「アレ」、
というだけで、
軽薄かつ陳腐な作品に、
なってしまいがちなところを、
細部に渡るまで計算された、
見事なプロットとディテールで、
完全にまとめ上げている。
各賞を総ナメにしたというのも、
頷ける。
まさに、ミステリファン必読。