まずは、ゲイリー・オールドマンが老けたな、
というのが第一印象。
気づいたら爺さんになっているではありませんか。
かつてのあの「ギラギラ感」を消し去って、
こういう路線でいくのであれば、それもまたよし。
久々に、宇宙人が出ていない映画を見た。
硬派なスパイ映画で、
「犯人は誰でしょう」というもはやおなじみのパターンではあるけれども、
内容的には「並」かな。
本筋である犯人探しの部分は、
ラストの(反則的な)どんでん返しはあるものの、
まぁ納得できる範囲だけれども、
おそらく本筋とは関係のないストーリーが、
途中のところどころで挿入されて、
観る側としてはそれが大きなストレスとなり、
本筋の理解を妨げているような気がする。
原作は読んでないので分からないのだが、
おそらく小説ではその辺はクリアに描かれているのだろう。
「ユージュアル・サスペクツ」や「L.A.コンフィデンシャル」、
最近では「シャッター・アイランド」のような、
濃密なサスペンスとなっているとは言い難く、
評価は70点。
以下、ネタバレです。
つまり、全員「クロ」なんですね。
想定していなかったメンバーも含めて。