珍しいロシアのSF映画ということで観たのだが、
内容的にはどーしようもない作品だった。
宇宙船がモスクワ近郊に墜落し、
周囲には戒厳令が布かれ、中からは宇宙人が出てきて、人間と接触し・・
とまぁ、お決まりのパターンなのだけれど、
一番失敗なのは、宇宙人が人間と全く同じ見た目だったということ(ただし、イケメン)。
どうやら地球人と祖先は同じという設定らしく、
「国籍や人種の違いと同じで、生まれた星が違っても仲良くできるさ!」
的なメッセージを読み取れなくもないのだが、
B級SFにそんなもん期待してないから。
しかも主人公の女性とイケメン宇宙人とが恋に落ちるという、
あーもう一番やってはいけない典型。
敢えて良かった点を探すとすれば、
ロシアな寒々しい感じが画面から伝わってきたこと。
(決して内容がお寒いから、というわけではない)
あと、好戦的ではない宇宙人というのは、ネタとしては「アリ」だと思っていて、
ただここでは、料理の仕方を大幅にミスってしまったというところか。
シラフでは観ないようにしましょう。
適正価格(劇場換算):538円