映画「ドッグ・イート・ドッグ」

 

“Dog eat dog”というのは慣用的表現で、
「共食い」というような意味らしいのだけれど、

マジメに英語を勉強した人にとっては、
なぜ”eat”が”eats”(三単現のs付き)にならないのか、
不思議に思われるかもしれません。

一応、元・塾講師の立場から解説すると、
ここで使われる「dog」は、複数形ではないものの、

“a”や”the”という冠詞も付いていない、
つまり「犬というものは」という一般的な説明をするものであって、

いわゆる普通名詞とは異なり、だから動詞にも”s”が付かない、
ということだ(ったような気がする)。

ちなみにもう時効だから言うけれど、
かつて自分は富裕層相手の個人指導の塾の講師で、

プロ野球某球団の現役監督の息子さんや、故・元首相のお孫さん、
某有名男性アイドル事務所のメンバーさんとかを教えたことがあるわけだが、

今から思えば、そういう子たちにこそ、

Dog eat dog

と教えてあげればよかったかな。

だがそれももう、20年以上の前の話だ。
彼らが良き大人にになっていることを願おう。

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おっと、危うく終わりにするところだった。
でもって、この映画の話。

一言でいえば、クソ。

しかもただのクソではなく、
道端にさりげなく落ちていて、思わず踏んでしまい、

Sh●t!

と叫びたくなるような、ハエだらけのクソだな。

ウィレム・デフォー&ニコラス・ケイジという、
お気に入りに俳優二人が出てるので観たのだけれど、
胸糞悪かっただけで、何の感想もない。

ただ一言絞り出すならば、
最近こういう映画が増えてきたのは、
アメリカ社会も相当病んできてるんじゃないの、というぐらい。

適正価格:53円(劇場換算)