スペインのサスペンス映画。
バルから店外に出た二人が射殺されるという事件が起き、
店内にいた8人は外に出られなくなる。
街からも人が消えるが、TVのニュースでも報道はされず、
店内の8人の不安と疑念が高まってくる。
とある出来事をきっかけに、
8人が二派に分裂し、そこからストーリーが急展開になる。
妙に凝った設定や伏線は作らずに、シンプルな内容であるため、
非常にテンポよく、飽きずに観られる。
一言でいえば、
密室のドキドキ感と、かくれんぼ的なスリルが味わえる感じかな。
敢えて種明かしはしないけれども、
事件の真相は、割とリアルで荒唐無稽な話では決してない。
登場人物の駆け引きや心理描写などもちゃんと描けているし、
美人女優、スアレス・ブランカの軽いお色気シーン(?)もあったりで、
あまり期待していなかったせいもあるけれど、
意外と掘り出し物の一作だった。
適正価格(劇場換算):1,500円