CIAの捜査官が、敵の拷問で死亡してしまう。
死体の脳から記憶を取り出し、
別人に植え付けて事件を解決するというアクション映画。
記憶を植え付けられた囚人役にケヴィン・コスナー、
CIAのお偉いさんにゲイリー・オールドマン、
記憶移植技術を持つ博士にトミー・リー・ジョーンズ、
と、そこそこ名の知れたキャスティングは見所のひとつ。
これは完全に個人的な感想ですが、
ケヴィン・コスナーという役者はどうも好きになれない。
ストーリーとしては、「フェイス・オフ」的なスリルもあるし、
ゲイリー・オールドマンの熱演もいつも通りなのだけど、
どうもコスナーさんには感情移入できないんだなぁ。
たぶん、ブルース・ウィリスあたりなら、
めっちゃ適役だったと思うのだけれども。
故・CIA捜査官の妻役は、
最近活躍中の美人女優ガル・ガドット。
こんな美人の奥さんが、
亡くなった旦那の記憶をもっているというだけで、
囚人のおっさんを家に泊めるというのは、
かなりムリがあるし、
CIAの記憶を移植されたといっても、
そもそもが囚人なので、
素行の悪さが目立ってしまい、嫌悪感が先立ってしまう。
ということで、
何となく、ケヴィン・コスナー、アゲ↑↑
みたいな脚本が鼻につくのが、大幅な減点。
適正価格(劇場換算):1,000円