謎の病原菌によるパンデミックを生き抜く、
兄弟とその彼女たちのお話。
兄弟の兄を演じるのは、
最近の「スタートレック」シリーズのカーク役でおなじみの、
クリス・パイン。
パンデミック系の映画といえば、
ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」みたいな、
感染者がゾンビ化するパターンかと思いきや、
この映画では、
感染者は、確かに目を背けたくなるような発症をするのだけれども、
他人を襲うわけではなく、重病人として死を待つことになる。
それだけに、結構重い映画。
兄弟カップル4人と道中で合流した父娘の合わせて6人が、
最後は2人になるまで、だんだんと減っていく過程が、
この映画の見どころなわけだが、
お約束的なアクション要素を織り交ぜつつも、
生きるか、死ぬかという究極の選択を迫られる中での、
人間としての在り方みたいなものが描かれていて、
単なるサバイバル・アクションではない、
ヒューマンドラマ的な良作だと思った。
適正価格(劇場換算):1,800円