2007年のイギリス映画。
amazonの評価が高く、
しかも「インターステラー」や「グラビティ」を彷彿とさせる、
というレビューがあったので、
ワクワクして観たみたが、
どこがじゃーーーーい!
(敢えて下品な言葉を使わせていただくと)
脳味噌腐ってんのかーーーい!
これは「インターステラー」とか「グラビティ」の要素は微塵もなく、
紛れもなく、「イベント・ホライゾン」と「ザ・コア」ですよ。
というか、逆に、
これを観て、この2作が思い浮かばないような人が、
なぜにこんなB級映画を観るのかと。
内容的をざっと説明すると、
太陽が元気をなくしてしまったので、
核爆弾を落として再活性させるために、
真田広之演じる船長が率いる「イカロス2号」が、
太陽に向かうというお話。
以上。
え?
以上ですよ?
ちなみに、真田船長は見せ場もなく、
最初の数十分でお亡くなりあそばれます。
(まぁ、ケン・ワタナベよりは、英語が上手かったかもしれません)
途中で、6年半前に遭難したはずの、
イカロス1号の信号をキャッチして、
よせばいいのに、
男のクルー全員が1号に乗り移って、
さぁ、そこからが大変。
ゾンビ化?した1号の船長が暴れ出すわ、
太陽突入の直前まで喧嘩はするわ、
なんだか急に安っぽくなるわけですが、
でもそれはそれで、
B級映画愛好委員会としては、問題なし。
なので、真面目に観ると損します。
あくまでも、B級映画に臨むという心構えなくしては、
正視に耐えないことは請け負いましょう。
あえて一点褒めるべきところとしては、
珍しく、太陽を題材にした映画だったということ。
折しも、最近、
ダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡による、
太陽表面の画像が公開されましたが、
実は我々の惑星の母星たる太陽については、
あまり情報を得られておらず、
今後ますます、研究・観測が進んでいくものと思われます。
そういった意味で、
この映画は、時代を先取りしているとも言えるわけですが、
でも、さすがに、核爆弾を落としたぐらいで、
太陽活動は変化しないですよ・・・。
適正価格(劇場換算):900円