2001年のアメリカ映画。
精神科医のネイサン(マイケル・ダグラス)は、
愛する娘を誘拐されてしまうが、
犯人からの電話での要求は、
とある精神病の少女から「番号」を聞き出すこと。
その番号が何を意味するのか分からぬまま、
ネイサンは必死に少女の心を開こうとし、
やがて、「番号」に隠された過去の犯罪と、
少女に纏わる因縁が明らかになる、、
というお話。
たぶん原作の小説はそんなことないのだろうが、
映画的には、展開がやや雑。
精神病の少女が、なぜネイサンに心を開いたのか、
その辺りをもう少し丁寧に描いて欲しかったけど、
20年前の作品ならこんなものかな。
ストーリーはさておき、
この映画にはショッキングなことがあって、
マイケル・ダグラスの娘役を演じた、
スカイ・マッコール・バートシアクは、
2014年に、21歳で死去。
精神病の少女を演じた、
ブリタニー・マーフィは、
2009年に、32歳で死去。
正直、初見の女優だったし、
特に演技がズバ抜けていたわけではないのだが、
この映画内で重要な役を演じ、
そして最後は心を通わせる、という二人が、
若くしてすでに故人であるというのは、
何でしょうね、言葉にできない複雑な思い。
そんな彼女たちの代表作であろうこの映画を、
ひとりでも多くの人に観てもらうべく、
このブログに留めておこう。