2017年のアメリカ映画。
地球規模の気候変動を防ぐために、
アメリカを中心とした各国が、
気候をコントロールする衛星システムを開発。
無事運営されていたある日、
システムが突然暴走を始め、
各地を大災害が襲う。
システムの開発者である主人公のジェイクは、
修理のため宇宙ステーションへ向かうが、
単なるシステムの故障ではなく、
そこには入念に計画された、
政治的な陰謀が潜んでいることに気づく。
異常気象による地球滅亡まで約1時間、
ジェイクはシステムの暴走を止められるのか、、、
というお話。
くそっ、自分としたことが、
こんなB級SFで感動してしまうなんて…。
『アルマゲドン』の「二番煎じ的」作品なわけだけど、
気候制御システムという設定が、
地球の近未来的にはちょっぴりリアルで、
しかもアンディ・ガルシア演じるUSの大統領が民主党で、
その座を狙う政治的陰謀が絡むあたりは、
大統領選前夜としては、まさにタイムリー、
いやぁ、期待値が低かった分、
思いのほか楽しめた。
映像もなかなか凝った作りだったし、
うん、これは良質なエンターテインメント。
惜しむらくは、
主役のジェラルド・バトラーが、
ちょっと科学者とは程遠い脳筋ぶりだったのと、
その弟で、地球に残って活躍する役の俳優(名前は知らん)が、
大根だったことかなぁ。
まぁ、この手の映画に演技力は期待してないし、
脇を固めた、エド・ハリスとヒロイン?が、
全体を締めていたので、問題なし。
こういう「直球ど真ん中」的な、
ハリウッドSFは、まだまだ楽しめる。
適正価格(劇場換算):2,000円