2007年メキシコ・US合作のクライム・ドラマ。
この意味不明な邦題と、
やたらと男臭いジャケ写のせいで、
ギャング映画っぽく思えてしまうが、
どちらかといえば、
ドラマ要素の方が強い。
一言で説明するのならば、
アンディ・ガルシア演じる悪党に、
人生を狂わされた人たちのお話。
証券マン(銀行員?)、医者、アイドル歌手、
蛇の研究者、そして悪党の部下たちの、
生き様とそこに入り込む悪党との関係を、
オムニバスっぽく見せながら、
最後はそれらがつながるという、
エッシャーの絵的な仕掛け。
小話が最後につながるというオチは、
もはや目新しいものではないし、
各話にそれほど惹き込まれるわけでもなく、
テンポもイマイチだし、
「いかにもB級映画好きウケするメンツ」
をキャスティングしている以外は、
正直あまり見所ないなぁ。
一応最後は「めでたしめでたし」ではあるが、
オマエそれでいいんか?みたいな、
モヤッと感が残りまくり。
アンディ・ガルシアの悪玉は、
お金払ってでも見たいんですぅ、
という方は、どうぞ。
適正価格(劇場換算):700円