2013年のイギリス映画。
恋愛ベースのドラマ物って、
普段は殆ど観ないのだけれども、
随分前から気になっていたのと、
2時間超えの作品は、
連休の時ぐらいしか観れないかも、
と思い、視聴してみた。
3組の夫婦及びその恋人達の、
スレ違い的なエピソードを、
コラージュ風に散りばめて、
最後に実は、、、と、
オチを付けて回収するパターン。
どの男女のエピソードも、
女性は強く、したたかで、
男は脆く、情けない、
というのがベースなのだけれど、
僕が男のせいか、
妙に同情というか納得できたし、
描かれているのが、
「若者の恋」ではなかったので、
共感できる部分も多く、
意外と最後まで楽しめた。
こういうオムニバス的に進行する作品って、
最後に各エピソードを強引に結び付けることで、
全体の辻褄を合わせることが多いのだけれど、
この作品でも勿論、
最後に辻褄合わせをしてはいるが、
なるほど、そうきましたか、
という鮮やかな(?)オチの付け方で、
これがなかなか見事。
ヨーロッパ映画のテンポを、
アルコールと共に、
ゆるりと楽しめる人向けかな。
ズバリ、中年男性にオススメしたい。
適正価格(劇場換算):1,800円