2020年、ロシアのSF映画。
B級SF感がプンプンで、
期待値が低かったせいもあるが、
これはかなりの、拾い物。
宇宙人が地球を征服するのに、
まずは地球人を洗脳して、
地球人同士を戦わせる、
という設定は、
リアリティ(?)があるし、
なんだかいかにも、
ロシアっぽい(笑)。
ストーリーの描き方とかが、
やたらと丁寧で、
アルバトロスとは思えない、
佳作・力作といえるでしょう。
敢えてこの映画から、
メッセージを読み取るとすれば、
人と人とが殺し合う意味は、
どこにあるのか、
といったところで、
これがロシア映画だという皮肉に、
いろいろと考えさせられる。
2時間半の超大作ですが、
一見の価値あり。
適正価格(劇場換算):2,100円