ジュード・ロウ主演、
2024年米・加のアクション・スリラー映画。
白人至上主義のカルト集団と、
FBI&警察の闘いを、
実話に基づいて、
映画化したそうな。
ジュード・ロウは、
イイ意味で老けましたね。
役のせいかもしれないけれど、
以前の中途半端な甘さ(?)が、
払拭されて、
シブ味が増してきました。
きっとこれから、
役者としての幅が、
拡がることでしょう。
作品としては、
実話を元にしているためか、
緊張感&重厚感による、
見応えのある映画だと思います。
単なるアクションではなく、
追う側・追われる側の、
人生観というか、
生き様のようなものが、
非常に丁寧に描かれていて、
惹き込まれてしまう。
作品の中のカルト集団は、
反ユダヤを掲げる、
ネオナチ的な存在なのだけれど、
実話がベースということで、
この映画の舞台が30年前、
それ以降に起きた、
湾岸戦争や、9.11テロ、トランプ政権
などなど、
アメリカ社会の闇の部分を、
色々考えずにはいられない。
じっくり見たい、
大人向けのスリラーです。
適正価格(劇場換算):2,200円