あえて南アフリカを舞台とすることで、
宇宙人差別とアパルトヘイトの問題をオーバーラップさせようという意図が、
見え見えなわけだけれども、それも最初のうちだけ。
やがてドタバタのエイリアン映画になる。
もし本気でそんなテーマで撮ったなら、
それはそれで面白いとは思うが、そこはいわゆる「B級映画」。
単なるSFとして観れば、別に腹を立てることもないし、
勿論感心するところもないので、
難しいことを考えずに観るべし。
観賞後に何も残らないけど、
「GWだし、たまにはちょっと気持ち悪い宇宙人の映画でも観るかぁ」、
という人にオススメ。