学生の頃は足繁く通った神田の古書街も、
社会人になってからというものは、ほとんど行かなくなってしまった。
読書量自体が減っているわけではないのだけれど、
古本屋へ行くときは、半日ぐらいかけてじっくりと品定めしたいという気持ちがあって、
学生の頃とは違って、なかなかその時間を取れないというのが、(言い訳がましいが)理由である。
だがどうしても古書ではないと入手できない本もあって、
そういうときに役立っているサイトを二つ紹介したい。
まずひとつめは、「日本の古本屋」というサイト。
書名の一部でキーワード検索すると、登録された本がズラリと出てきて、
そのまま購入することができる。
日本全国の古書店が登録しているので、同一の本でも値段の比較をしながら購入できるのも便利。
特に目当ての本がなくても、例えば「三味線」のようなキーワードで検索して、
その中から興味のあるものを買ってみるというのも、なかなか楽しい。
もうひとつは、「BOOK TOWN じんぼう」というサイト。
こちらは神田(神保町)古書街のポータルサイトで、
各店舗の在庫商品などを検索し、そのまま通販で購入することもできる。
せっかく足を運んだのに、目当ての本がなかった、、ということのないように、
実際に出かける前に、このサイトで下調べをしてからいくのが効率的だと思う。
神田古書街初心者の人にも、どの店が何の専門店なのか、ということが分かるのでオススメ。
古本屋巡りには、本の山の中から目当ての本を探り当てる、
という宝探し的な楽しみの要素が多い、ということはもちろんなのであるが、
時間がないときに効率よく済ませたい、というニーズも一方ではあるわけで、
そんなときにこれらのサイトはとても心強い。
それにしても、便利な世の中になったものである。