最近、僕にしては読書のペースが速い。
これは間違いなく、どこか病んでる証拠ですな。
何事も、早きこそ、いみじけれ。
江戸っ子たちのように、
朝から晩まで酒を飲んで、憂さを晴らせればよいのだが、
あいにくこちらは、減酒の身で、
とにかく酒に近寄らない、そして、やむを得ない場合は深酒をしない、
それこそが君子たる道であると、(少なくとも)今年は思い込むことにしよう。
酒を飲むとしたら、家飲みも悪くないけど、
やっぱり、居酒屋とか焼き鳥屋のカウンターで、安酒をちびちびやるのが、いい。
そんな日本の居酒屋文化の、開始と発展について、
豊富な資料とともに解説しているのが、この本。
江戸っ子たちが、浮世を忘れて酒を楽しむ姿が、目に浮かぶ。
できればこういう本は、酒と一緒に読みたかった。