「期待の科学」(クリス・バーディック)

「期待の科学」(クリス・バーディック)

「期待の科学」(クリス・バーディック)

 

我々の脳は、
良い意味でも悪い意味でも、騙されやすい、という話。

具体的には、プラシーボをメインに、
悪い予感はなぜ的中するのか、
自己暗示をかけると物事はうまくいくのか、
といった内容が中心となっている。

この本でも少し触れられているのだが、
脳についての話で最近興味をもっているのは、
脳は意識よりも先に動いている、ということ。

例えば、目の前にあるリンゴに手を伸ばした場合、
実は、リンゴに手を伸ばそう、という意識が生じるよりも先に、
脳がリンゴに手を伸ばすように動いている、ということが実証されている。

つまり、我々の脳は、我々が「思う」よりも先に、
その「思う」ことの結果として生じる行動へ向けて動いているのであって、

意識が行動を決めるのではなく、
行動が意識を決めているということになる。

まるで我々の行動は、あらかじめ誰かにプログラミングされており、
意識とはその結果に対する「あとづけ」でしかないというわけだ。

この話にはここでは深入りしないけれども、
まぁ、こういった脳に関する不思議な能力についての本である。

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