プレデターズ

 

「プレデター」「プレデター2」に続く、シリーズ第3作。

「最強・最凶」の地球人たちが、
プレデターの手によって別の惑星に誘拐され、

そこで彼らの狩猟の獲物にさせられる、という、
サバイバル・アクションの典型。

ストーリーに新鮮味がなくても、
プレデターとかエイリアンとかゾンビとか、
コンテンツに魅力があれば、十分作品として成り立つわけだ。

集められた地球人というのは、
軍人、スナイパー、殺人鬼、ヤクザ、凶悪犯など、
地球では「狩る側」だった奴らで、
それが一転「狩られる側」になってしまうところに、
この作品の根本的な面白さがある。

プレデター犬が狩猟に加わるところとか、
終盤、ヤクザが日本刀でプレデターと一騎打ちをするところとか、
映画としての見どころも結構ある。

プレデター自体の武器とかカッコよさ、みたいなのは、今作は控えめで、
それよりも、極限状態におかれた人間の心理にフォーカスが当たってるから、
そこがもしかしたら、熱烈なプレデターファンには不評な原因かもしれない。
(いずれにせよ、1作目の出来が良すぎる映画の続編は、酷評される運命にあるのだが・・)

ローレンス・フィッシュバーンを始め、エイドリアン・ブロディとか、
このテの映画にしては、キャストも豪華だし、見て後悔することはないだろうと思われる。

適正価格:1,800円(劇場換算)