映画「パッセンジャーズ」

 

実は、去年の年末に近所にツタヤが出来まして。

週末になると、昔の映画のDVD鑑賞記事がアップされるのは、
そのためです、はい。

「パッセンジャーズ」は、何年か前に知り合いが絶賛していて、

「ミステリー好きなのに、これを観てないのはありえない!」
とか、
「ラスト近くで分かる真相にド肝を抜かれる!」
とか、

さんざん煽られたのを思い出して、借りてみたわけです。

飛行機事故の生き残りが5人いて、
彼らのカウンセリングをするのが、アン・ハサウェイ演じる主人公。

だけどそのうち、5人のメンバーが行方不明になったり、
陰謀めいたことが発覚したり、状況が謎めいてきて、
新米カウンセラーのアンさんも、さすがに何かがおかしいと思い始めるのね。

でも、アンさんは尻軽なのですよ。
患者のバイクの後ろに跨って、夜の街を飛ばすうちに、
相手に惚れてしまうという・・

そして夜の海に飛び込んで、イチャイチャするわけですが。

そこで、僕は思いましたよ、
なるほど!これは、主人公のカウンセラーとしての適性度を試すために、
周りが全員芝居を打っているのだ!と。

彼らは事故の生存者を演じているだけで、
胡散臭い態度を取っていた航空会社の人間も、カウンセラーの上司も、
みんなグルで、アンさんの適正を試している!
そしてまんまと地雷を踏んだ尻軽女!
はい、ゲームオーバー!!!

という映画だと思ったのですが、結果はハズレ。

実は、事故の生存者も、主人公も、ちょいちょい現れる航空会社の人間も、
みーんな、XXXXXだったという!

はーー??
ってカンジですよ。

まずそのオチの時点で、この映画はミステリーではない。
ファンタジーですよ、ファンタジー。

そして、いかにもミステリー映画のように見せかけて、
そういうトンデモなオチを用意しているというのは、

芝エビだと思ったら、実はバナメイエビだったという、
ブラックタイガーもびっくりの産地偽装ですよ、これは。
(いや、「産地」偽装ではないか。。。)

感受性豊かな女子の方々には、ホロッとする話なのでしょうが、
40歳のイカツイおっさんには、ちとキツイ。

最初からバナメイエビだと分かってれば、
まぁ気分によっては食べたかもしれないけど。

ということで、

適正価格:1,200円