映画「カネと詐欺師と男と女」
2016年の米西合作映画。

何やら河島英五の唄っぽい邦題だが、
原題は「MONEY」。

ストーリーは単純で、
エリートサラリーマン二人が、
会社の情報を売って得た大金を、
謎の男が奪いに来る。

カネを奪う側と隠す側の駆け引きが、
一晩かけて繰り広げられるわけだが、

特に巧妙な心理戦とかは何もなく、
ドンデン返しもなく、オチもなく。

最後は、最終的にカネを手に入れた側が、
アタッシュケースを開けてあれれ・・・となるんだけど、

そこまで慎重に行動してたんだから、
持ち帰る前に中身を確かめるでしょ、と。

色々な意味で、
脇が甘いというか、まぁ平凡な映画。

唯一の見どころは、カネを奪いに来た謎の男の、
余裕綽々な演技なのだけれど、

前半の超人的(?)な様相とは打って変わり、
後半はただの強盗となって魅力が半減していたこともあり、

うーん、やっぱり残念な映画ですな。

適正価格(劇場換算):900円