映画「アイデンティティー」
2003年のアメリカ映画。

サスペンス色の強い、
ホラー・スリラーといった感じかな。

大雨でやむを得ず、
モーテルで一晩を明かすことになった、
お互い見知らぬ同士も含む男女11人。

警官、女優、娼婦、囚人、子供、若い夫婦など、
バラエティに富み、かつ曰くありげな連中が、
一人ずつ惨殺されてゆく。

犯人は誰なのか、次に誰が殺されるのか、
という緊張感の中、

意外な事実が明らかになって、
なーんだ、そういうオチかよ…

と思いきや、ラストのラストで、
ドンデン返し!というパターン。

ヒントとしては、
「シャッター・アイランド」とか、
「パッセンジャーズ」なのだけれど、

それらよりも、鑑賞後の後味が、
あまり良くない感じかな。

前半の「スクリーム」的な、
ドタバタ殺人劇はまぁアリで、
(ショッキングなシーンもあるので苦手な人は要注意)

後半の種明かしで、
イライラさせられて、

ラストシーンで、
おおっ、と少し汚名返上するのだが、

でも総合評価的にはイマイチかなぁ。

詳しくは書けないけれども、
メインのドタバタ劇が、
実はリアルの世界じゃない、という時点で、
ちょっと興醒めではある。

適正価格(劇場換算):1,200円


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