映画「ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない」
2014年ドイツの、コメディ&アクション映画。

各サイトでの評価がそれなりに高かったので、
少し期待して観てみたのだが、

これ、面白いか? いや、全然だろ、
というのが、正直な感想。

主人公は平凡な家庭を持つ、
真面目な銀行マン。

ある日、店に押し入った強盗に人質にとられ、
犯人と逃亡生活を送ることになる。

そのうちに二人は意気投合し、
銀行マンは、犯人のストレートな生き様を目の当たりにすることで、

酒のせいもあって、
自分の中に隠れていた「ワル」の本能が爆発、

犯人もお手上げなほどの、
暴走野郎と化してしまう。

海外犯罪組織の金を奪ったり、
ロックコンサートに裸で乱入したり、
挙げ句にはパトカーを奪って燃やしたり、、

ただその「ワルノリ」も長くは続かず、
犯罪組織に妻を人質にとられ、
今度は自分が銀行強盗をする羽目になる・・・

というストーリー。

真面目な男が、
極端なまでに変貌するのが面白いんだろうけど、

その「ワルノリ」っぷりが、
全然笑えないどころか、むしろ不愉快。

飲み会とかでもいるじゃないですか、
ベロベロに酔っ払って絡みまくって、

自分では面白いつもりなんだろうけれど、
周りからすると、迷惑でしかないやつ。

それを後半、延々と見せられるのは、
ちょっとつらいかな。

適正価格(劇場換算):600円