映画「ザ・スティール」

2018年のアメリカ映画。

建築デザイナーの主人公が、
空港でスケッチをしていたところ、
コワ面の男に絡まれる。

その場は何とか取り繕ったが、
徐々に仕事やプライベートで不運が重なり、

それらがコワ面の男の仕業だと気付き、
復讐のために立ち上がる…。

ストーリーが陳腐なのに加え、
登場人物の「イケてなさ」が、
この映画の最大の難点かもしれない。

とにかく主人公が、
その行動、表情、
すべてにおいてイライラさせてくれるし、

コワ面の男はもちろん、
謎の中国人姉妹とか、
その演技の拙さ含め、
もう目も当てられないレベル。

しかもコワ面の男が、
主人公に対する嫌がらせも、

スパムメールで銀行口座を乗っ取ったり、
部屋のトイレでこっそりウンコしたり、

「さすがに今どきそんな手はないでしょ」

って感じのテキトーな場面の連発で、
まぁ、余程ヒマな人以外にはおススメできない。

一応最後は、
ハッピーエンドの逆転劇なのだけれど、

スッキリするどころか、
後悔と不快感が若干残る、
そんな映画。

適正価格(劇場換算):500円