映画「ヘッドハンター」
2012年のノルウェー・ドイツ合作映画。

主人公はヘッドハンターという表の顔がある一方、
絵画泥棒で小銭を稼いでいた。

ルーベンスの絵画を持つ男に狙いを付け、
何とか絵を盗み出したまでは良かったが、

実はそいつは相当のクセ者で、
命を狙われる羽目になる。

果たして、最強の敵から逃れられるのか!

・・・というハラハラ系の、
サバイバル?サスペンス。

主人公は、
超美人(シャラポワ似)の妻や、
豪邸を手にしたものの、

実は借金まみれで、
身長も低いし、決してイケメンでもないし、
でもその場凌ぎのカネはある、

という典型的なダメ男、
という設定が、まずイイ。

逆に主人公を追い詰める敵役?の方が、
完璧なエリート&イケメンで、

なんだろう、
この倒錯感というか最後のカタルシスというか、

絶妙なラインで楽しませてくれる、
サスペンスの一級品。

やや痛々しいというか、
血腥いシーンがあるのが、
個人的にはマイナスだけれども、

それを補って余りある、
痛快感とブラックユーモアのセンス。

恋愛絡みの男女の駆け引きとか、
あっと言わせるドンデン返しとか、
もちろん伏線の回収もちゃんとしてるし、

サスペンスファンなら、
絶対観た方が良いかと。

必ず~♪最後に悪は勝つ~♪

適正価格(劇場換算):2,000円