ウミヘビはどうやって水分を摂るのかについての、
ナショジオに載っていた最新のニュースを読んで考えたことなど。

昔々、肺呼吸の術を身に付けた魚が海から上陸し、
それが両生類⇒爬虫類⇒鳥類と進化したのは、
皆さんご存知の通り。

恐竜に代表されるように陸で大成功を収めた爬虫類は、
その生活圏を、空、
そしてかつて逃げ出してきたはずの海へと広げていった。

空に活躍の場を見出したのは、翼竜だ。

しかし、陸棲の恐竜が、
最終的には鳥へと進化して空の王者となった反面、
翼竜は絶滅した。

そして現在まで、飛行可能な爬虫類はいない。

一方、海へ戻っていったのは、魚竜や首長竜だ。

空の爬虫類はいなくなったが、
海棲爬虫類は現在でも存在する。

ウミガメとウミヘビである。

個人的に謎なのが、
海に棲むイルカやシャチなどの哺乳類も同じだけれども、

爬虫類や哺乳類が海で暮らすというのは、
決して楽ではないわけで、
それが何でわざわざ海に棲み続けるのか、ということ。

海でも暮らせるように進化したから、
というのは答えになっておらず、

なぜ海で暮らせるように進化しなきゃいけなかったのか、
それが分からない。

そう考えると、
ウミヘビがどうやって水分補給をしていたのか、
専門家にも謎だったのも頷ける。

そもそも、存在自体が謎なわけで(笑)。

記事によれば、
海面に雨が降って、海水と混じる前の分離した状態のときに、
ウミヘビは水分を補給するのだそうな。
(ウミヘビは爬虫類なので、海水は飲めない。念のため。)

そこまで苦労するなら、
普通のヘビみたいに陸で生きる方が楽だろうし、
陸よりも海の方が天敵が少ないとも思えないし、

でもそういう少ない可能性にかけるのも生物なのだとしたら、
じゃなんで飛行性爬虫類はいないのか分からないし、、、

うーーん、生命の神秘ということで。

最後に、ウミヘビがウツボを丸呑みする動画で、
溜飲を下げることにしよう。