サスペンス・スリラー・ミステリー

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映画「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」

前にこのコーナーで絶賛し「ロブスター」と同じ監督、 そして主演も同じく、コリン・ファレル。 内容的にも、不条理系サスペンスという点で似てるかな。 以下、多少のネタバレを含むあらすじ。 心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)と、 眼科医の妻(ニコール・キッドマン)。 娘と息子の四人家族で、何不自由ない幸せな生活を送っていた。 そんな中、スティーブンのもとに一人の少年が現われる。 最初は別の女性 […]

映画「インターセクション」

リュック・ベッソン製作の2013年のフランス映画。 金融成金で、妻を支配したがるモラハラ夫と、 お金は大好きだけど、夫を愛しておらず、 不倫相手と夫の殺害を企てる魔性の妻。 どちらに肩入れするかによって、 この映画の感想は変わるかと。 さて、ストーリーを紹介すると、 その夫婦がモロッコにハネムーンに行くわけだが、 夫の殺害計画は失敗におわり、 夫婦および妻の不倫相手は、 お互い車が大破、砂漠の真ん […]

映画「KEY(キー) / 死体の中の遺留品」

思わせぶりなシーンが続くだけで、 中身は薄っぺらいサスペンス・スリラー。 2年前に妻を何者かに殺害された、検死官の主人公。 ある日、解剖した死体の中から古風な鍵が見つかり、 以後、不思議な事件に巻き込まれていく、、というお話。 どうやらその鍵が呪われているらしく、 それを持った人は精神に異常をきたす、 というのがこの話のすべてなのだけれど、 んー、そういう超常現象をネタにするのであれば、 もっと振 […]

「生ける屍の死」(山口 雅也)

現代日本を代表する推理小説と言っていい。 全編とにかく「死の臭い」に満ち溢れているのが特徴で、 霊園を舞台とした連続殺人事件というメインテーマはもとより、 この小説の最も特異な点である、 死者が蘇る という設定が、 この作品に更なる暗い色調を加えている。 要するにリヴィング・デッドが普通となった世界なわけだが、 といっても、ゾンビのように生者を喰うわけでもないし、 また意識がないわけでもなく、 蘇 […]

映画「背徳の囁き」

もう30年も前の作品で、 原題は「Internal Affairs(インターナル・アフェア)」。 「インターナル・アフェア」といえば、 あのスコセッシ監督でディカプリオが演じた、 『ディパーテッド』の元ネタである、 トニー・レオン主演の香港映画かと思ったら、 あれは『インファナル・アフェア』。 どうも紛らわしい。 さて、 「Internal Affairs(インターナル・アフェア)」とは、 警察の […]

映画「招かれざる隣人」

昔、昔のその昔、long,long,ago・・・ たぶんまだ30代の頃、 恵比寿のマンションに引っ越したときに、 夜中に隣のおっさんが訪ねてきまして、 「なんで引っ越しの挨拶に手土産をもってこないのだ」 と。 おっさん曰く、 「俺はどうでもいいんだけど、家内が不安がってるので、 引っ越してきたなら、何でもいいから持ってきてよ」 って、僕も当時会社経営してたこともあり、 一応社会的常識はあったつもり […]

映画「長い裏切りの短い物語」

銀行を舞台にした、イタリア発の金融サスペンス映画。 うーーむ、正直よく分からん。 イタリア映画だというだけでテンションが上がり、 途中、南米の「ケナダ」というところにいくまでは、 ラテン的なノリで楽しいのだけれども、 そこから先はグダグダ。 まぁ、脚本でしょうな。 脚本がいい加減だから、作品として成り立ってない。 ところで、「ケナダ」ってどこだ? 大統領閣下による、「永遠の春」という名の国にようこ […]

映画「ステイ」

これは有名な話だけれども、 寝ているときに蚊に刺されると、 その一瞬の刺激をトリガーにして、 犯罪を犯し、逮捕されて、断頭台に送られるという、 長い長い一連のストーリーを、 夢は再生(?)するという。 この映画の大部分は理不尽なことだらけなのだけれども、 最後の最後で、あぁ、これは断末魔の夢なのか、と。 いきなりのネタバレですみませんでした。 ということで、 この映画についてはあまりストーリーを紹 […]

映画「レプリカ」

秋深き隣は何をする人ぞ(芭蕉) ・・・・・・ ・・・・ 芭蕉翁に限らず、 特に、狭いマンション・アパートを強いられる東京人にとって、 隣人との関係は、気にせざるを得ない問題である。 幸い我が家は、楽器演奏用のマンションなので、 (おそらく)それほどヤバイ人はいないだろうし、 気になるとすれば、「隣は何を弾く人ぞ」ぐらいかな。 さて、この映画。 娘を交通事故で失くしたショックを癒すために、 郊外の別 […]

「解体諸因」(西澤 保彦)

バラバラ殺人事件のみを題材とした、 異色の推理短編集。 別に僕が猟奇マニアというわけではなく、 単に密室トリック好きとして、 この短編集の中の、 エレベーターが8階から1階まで降りる数十秒間に、 被害者がエレベーター内でバラバラにされたという作品(『解体昇降』)を、 読みたかったので。 目当ての作品については、 心理的な密室トリックになっており、 まずまず楽しめたのであるが、 他の作品については、 […]

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