サスペンス・スリラー・ミステリー

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「そして誰もいなくなった」(アガサ・クリスティー)

孤島に集められた10人の男女が、 何者かに一人ずつ殺されてゆく・・・ という、 現代のミステリーで定番となった設定の、 まさに原点ともいえる作品で、 少年時代に読んで、 とにかく、怖い、 という印象だけが残っていたが、 ディテールはすっかり忘れていたので、 懐かしさを感じながら読んでみた。 童謡の歌詞どおりに、 一人ずつ消されてゆくというストーリーは、 謎解きというよりも、 確かにスリラー要素の方 […]

映画「パーフェクトマン 完全犯罪」

2015年のフランス映画。 なかなかの秀作サスペンス。 作家志望だけど才能がない主人公が、 故人の作品を盗作して成功する。 ここまでは、よくある話、 というか、お決まりのパターン。 この映画の見所はそこから先で、 美人の妻や名声を得たのも束の間、 出版社は次の作品を急かすし、 銀行は借金返済を迫ってくるし、 そして予想通り、 盗作を見抜く人物が現れるし、 さぁ大変。 主人公はこの苦境を乗り越えるた […]

「名探偵が多すぎる」(西村 京太郎)

鉄道ミステリーで有名な作者だが、 これは別府へ向かう客船が舞台。 しかも、 明智小五郎、エラリー・クイーン、 エルキュール・ポアロ、ジュール・メグレ、 という、 (フィクション界での)名探偵4人に、 アルセーヌ・ルパン、怪人二十面相といった、 こちらも(フィクション界での)名怪盗がタッグを組んで、 知恵比べを挑む、というストーリー。 密室トリックが2つもあるという点に惹かれて、 この作品を読んだわ […]

「十角館の殺人」(綾辻 行人)

ミステリーは好きなのだが、 あまり現代の作品には親しみがなく、 評判が良さそうだったので、 とりあえずこれを読んでみた。 無人島に渡った若者グループが、 十角形をした「十角館」という建物で、 何者かにひとりずつ殺されてゆく、 という、よくあるタイプのお話。 一日半で読み終えたので、 なかなか楽しめるには違いないのだけれど、 推理小説として優れているかと言われると、 ちと疑問。 そもそも、トリックが […]

映画「盗聴者」

2016年、ベルギー・フランス合作のサスペンス。 派手などんでん返しや、 鮮やかな伏線回収があるわけではないが、 如何にもヨーロッパ映画らしい、 ゆったりとしたテンポで、 じわじわと惹き込まれてゆくサスペンス。 真面目なサラリーマンのデュバルは、 保険会社を解雇される。 仕事もなく落ち込んでいたある日、 謎の勧誘電話があり、 面接を受け、無事合格。 その仕事内容は、 隔離された部屋に一日中閉じこも […]

映画「エグザム」

2009年のイギリス映画。 とあるメディカル系企業の、 最終採用試験に臨む8人。 しかし、目の前に置かれた試験用紙は、 なんと白紙。 8人は協力し合って、 試験の謎を解こうとするが、 ひとり、またひとりと、 ルール違反により候補者が脱落してゆく・・・、 というお話。 密室に閉じ込められた人々が、 本性をぶつけ合うことで、 次々に問題が発生する、 というのは、 まぁよくあるパターンなわけだが、 ただ […]

映画「デビル」

シャマラン監督による、 2010年のアメリカ映画。 ホラーに分類されているけれど、 グロシーンとかは一切なく、 デンゼル・ワシントン主演の、 「悪魔を憐れむ歌」 に近いかな。 悪魔がヒトに憑依して、 事件を起こす、というパターン。 高層ビルのエレベーターに、 閉じ込められた男女5人、 しかもそれぞれがいわく付きで、 ひとりづずつ悪魔に殺されていくという話。 内容とかオチはひどいけれども、 観ている […]

「5分間ミステリー」「続5分間ミステリー」「新5分間ミステリー」(ケン・ウェバー)

2019-2020年の年末年始は、 世界最長の推理小説としてギネス認定されている、 「人狼城の恐怖」(二階堂 黎人) を読み耽って、 その壮大な構想と大胆なトリックを堪能したわけだが、 今回はその真逆で、 「ショート・ショート」とでも呼ぶべき、 1作品5分で読める「謎解き短編集」を3冊、 合計100作品以上を一気読みした。 ミステリー小説のどこが好きなのか? と問われれば、 犯人探し、トリック解明 […]

映画「アイデンティティー」

2003年のアメリカ映画。 サスペンス色の強い、 ホラー・スリラーといった感じかな。 大雨でやむを得ず、 モーテルで一晩を明かすことになった、 お互い見知らぬ同士も含む男女11人。 警官、女優、娼婦、囚人、子供、若い夫婦など、 バラエティに富み、かつ曰くありげな連中が、 一人ずつ惨殺されてゆく。 犯人は誰なのか、次に誰が殺されるのか、 という緊張感の中、 意外な事実が明らかになって、 なーんだ、そ […]

映画「彼が二度愛したS」

2008年・アメリカのサスペンス映画。 原題は「Deception」なのだが、 この邦題はちょっとセンスがない。 真面目な会計士のジョナサン(ユアン・マクレガー)は、 仕事先で知り合ったワイアット(ヒュー・ジャックマン)と意気投合するが、 お互いのケータイを間違えて持ち帰ってしまい、 ワイアット宛の謎の電話が掛かってくるようになる。 ある夜、電話主の指定するホテルに行ってみると、 それは「エリート […]

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