当時付き合っていた彼女と、
正月に劇場で観た記憶がある。
何の因果か、今回も元日にDVDで視聴。
先日、「スカイフォール」を観たときは、
随分劣化した印象だったダニエル・クレイグだったが、
この時はまだ若々しく、カッコいい。
「カジノ・ロワイヤル」で心に傷を負ったボンドが、
葛藤しながらも敵を追い詰め、最後は自らの手でけりを付けるという、
「続編モノ」としてよくできた映画だと思うし、
何よりも、アクションが秀逸。
冒頭のカーチェイスはもちろん、
オペラ劇場で、「トスカ」をバックに銃撃するシーンとかは、鳥肌モノ。
あとはやっぱり、ボンド・ガール。
「カジノ~」のエヴァ・グリーンも良かったけど、
今作のオルガ・キュリレンコも、相当魅力的。
ミラ・ジョボビッチに、もう少し愛嬌を足したような顔立ちで、
あまり他の作品でお目にかかれないのが、残念ではある。
悪役のマチュー・アマルリックは、
フランス映画の「潜水服は蝶の夢を見る」での個性的な演技が印象的だったので、
ここで再度見れて、なんだか嬉しかった。
貴重な個性派俳優だと思う。
ちなみに、ボンド映画での「続編モノ」はこれが初めてらしい。