007 / 慰めの報酬
当時付き合っていた彼女と、
正月に劇場で観た記憶がある。

何の因果か、今回も元日にDVDで視聴。

先日、「スカイフォール」を観たときは、
随分劣化した印象だったダニエル・クレイグだったが、

この時はまだ若々しく、カッコいい。

「カジノ・ロワイヤル」で心に傷を負ったボンドが、
葛藤しながらも敵を追い詰め、最後は自らの手でけりを付けるという、

「続編モノ」としてよくできた映画だと思うし、
何よりも、アクションが秀逸。

冒頭のカーチェイスはもちろん、
オペラ劇場で、「トスカ」をバックに銃撃するシーンとかは、鳥肌モノ。

あとはやっぱり、ボンド・ガール。
「カジノ~」のエヴァ・グリーンも良かったけど、
今作のオルガ・キュリレンコも、相当魅力的。

ミラ・ジョボビッチに、もう少し愛嬌を足したような顔立ちで、
あまり他の作品でお目にかかれないのが、残念ではある。

悪役のマチュー・アマルリックは、
フランス映画の「潜水服は蝶の夢を見る」での個性的な演技が印象的だったので、
ここで再度見れて、なんだか嬉しかった。
貴重な個性派俳優だと思う。

ちなみに、ボンド映画での「続編モノ」はこれが初めてらしい。

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